たまご屋爺さんの独り言 渋沢栄一翁 その二

 

 渋沢翁はめったにない波乱万丈な人生を送ったものだ。

江戸時代に生まれ明治維新を全身で体験し生き抜いてきた。

 

渋沢栄一論語と算盤」現代語訳守屋淳によると次のように書いてある。

生まれた実家は現在の深谷市血洗島、農業や養蚕藍玉の製造を手掛ける豪農であり、6才ころから論語などの手習いをそして12歳から剣術を始めている。

青年となってからの大きな変化を追ってみよう。

1、尊王攘夷の志士として活躍した時期

2、一橋家の家来となった時期

3、幕臣としてフランスに渡った時期

4、明治政府の官僚になった時期

5、実業人となった時期

 

とまことに目まぐるしい。

いずれの分野においても、づば抜けた実績を残しているのは驚くべきことだ。

まさに明治維新が生んだ「時代の児」なのだ。

 

つづく

深谷市櫛挽 街道にて