たまご屋爺さんの独り言 渋沢栄一翁 その五 了
渋沢翁のことを語りだしたら切りがない、それほど奥が深い人なのだ。
翁は合計4回訪米している、いづれも70歳を超えてからという。
それも当時悪化し始めていた日米関係を修復するための旅であった。
1909年の場合は渡米実業団の団長として120日間の旅程をこなしている。
当時の過酷な旅の状況からみて想像を絶する。
翁は並外れた体力と精神力に恵まれていたにちがいない。
最後に翁の私生活に触れておく。
正妻の子供さんが7名、当時の通例として事業に成功した人たちにお妾さんがいても不思議は無い,翁の場合その子供たちは何と30名はいたといわれる。
そして最後の子供は80際をこえて出来たという、まさにびっくり仰天!
翁自身曰く『婦人関係以外は一生顧みて天地に恥じない」。
これらの話はいづれも「論語と算盤」現代語訳守屋淳にある、お薦め。
了
櫛挽(深谷市)にて