たまご屋爺さんの独り言 寒衣(かんころも)
霜や氷を見るなど日に日に寒さが厳しくなる今日この頃、朝の散歩はだんだんと億劫になる。
今までは自宅から車で15分ほどにある鐘撞堂山登りや小山川歩きを止めて、最近はもっぱら自宅を中心に東西南北1時間ほど歩き回っている。
不思議なもので同じ場所でも車と歩く場合とは景色が違って見える。
この土地に来てから50年以上になるが、今までは仕事のためにほぼ同じ場所をグルグル車で廻っていただけで、近くを歩いてみるとこんな所があったのかと今さら驚く。
自宅から歩いて15分くらいの所に「ふかや緑の王国」がある、以前ここは埼玉県の林業試験場であった記憶があり、今は深谷市が市民の森として管理しているが四季折々草木の変化が楽しめる。
昨日ここの梅園を訪ねると、数多くある梅のなかで何時も開花の一番役をつとめる「寒衣」が咲き始めていた、春はそこまでやって来ている。