たまご屋爺さんの独り言 病後のこと  20230331

こんにちは 季節はめまぐるしく変わります。

 

たまご屋爺さんの独り言 病後のこと  20230331

 

 私はまだ現役の65歳の時に脳梗塞で倒れた。

悪いことは続くものでその次の年大腸癌の手術を受けた、この時はこれで私の人生も終わりだなと落ち込むほどであった。

 

有難いことに病院の先生方や家族また周りの人たちに助けられて現在87歳まで生き延びることができた、このことにはただ感謝している。

 

病後、私が心がけたことは無理にならない程度にとにかく歩くことであった。

近くの低山や川沿いの道を仲間と歩き回った。

 

もう一つは頭を使うことであり、それはパソコン(PC)で文章を残すことを心掛けた。

簡単な自分史のようなもので、その時々に感じたことを短い文章にして私の家族を始め親しい仲間に見てもらえる文章とした。

そのため自分のためにだけ書く日記とは違って、多少本を読んだりPCを覗いて新しいニュースを勉強したりする。

 

こんなことを病後20年間あまりも続けていると、インターネット(IT)上に残されたこれらの文章は私にとって宝物のようになった、時々それらを覗いている。

 

櫛挽(深谷市)にて

 

たまご屋爺さんの独り言 パソコンで詐欺に出会う 20230325

こんにちは、 レンギョウの黄色が鮮やかです。

 

たまご屋爺さんの独り言 パソコンで詐欺に出会う 20230325

 

 パソコン(PC)は爺さんにとって楽しいオモチャであると言って遊んでいたら最近怖い目にあった。

PCによる詐欺に危なく引っかかるところであった。

 

今の若い世代の者たちと違って我々の世代はPCの知識にどちらかと言えば疎い、そこを狙われたのであろうか。

 

突然私の使用しているPCの画面に「あなたのPCはウィルスに汚染されている、直ちに下記の電話番号に連絡してその解決法を聞いて下さい」と音声付きで連絡があり同時に画面は動かなくなった。

 

こちらは慌ててそこに電話をしたが私は耳が遠いため相手の云うことがよく聞き取れない、そのうちに電話は切れた。

仕方がないのでPCの電源をOFFにしてそのままにしておき、しばらくしてからONにするとその画面は消え正常に戻っていた。

 

後でこの事を私の娘に話すと直ちに「それは詐欺よ!」と云われ「父さん耳が遠くて助かったわね、それは上手いことを言って金をだまし取る手なの」と云われた。

 

PCは私にとって楽しいオモチャであり、また危ないものでもあることに気が付いた。(87老)

 

櫛挽(深谷市)にて

 

たまご屋爺さんの独り言 卵価が「高い」「安い」 20230311

こんにちはモクレンの花が咲きはじめました。

 

たまご屋爺さんの独り言 卵価が「高い」「安い」 20230311

 

私どもの農場が卵の生産とその販売に携わってから間もなく100年になる。

その間、卵の値段の値段は「高い」「安い」を繰り返してきた。

 

初代である私の父母は第二次世界大戦中も500羽の鶏と畑で私ども7人の子供たちを育ててくれた。

 

二代目は私ども男三人がこれを引き継ぎ、現在はそれぞれぞれの三代目の者たちがそれを引き継いでいる。

 

三代目がいま現在経験しているのは、異常に卵価が「「高い」時であり、この反動で間もなく間もなく異常に「安い」状態になることが予想される。

 

卵価が現在「高い」」理由は、鳥インフルエンザの感染による採卵鶏の殺処分による。

これによって不幸にも犠牲になった生産者の所有羽数は日本中の採卵鶏の約一割を超える。

そのため卵の生産量が急激に減ったことと、ソ連ウクライナ問題で飼料代が高騰しその羽数を維持できなくなったためである。

だがこの卵価が「高い」ことは長くは続かない。

 

卵価は他の農産物と同様需要と供給で決まる、生産量が需要より多ければ価格は安くなり少なければ高くなる。

単純明快な経済の原則だ、この卵価高が続けば生産者はまた元気が出て増羽をする、するとまた卵価は下がる。

この繰り返しで生産者は鍛えられ「物価の優等生」と云われる卵を皆さんに提供出来るようになった。

 

そして有難いことに日本人は先進国の中で一番多く卵を食べてくれ、世界中で一番平均寿命のならず健康寿命が長いことである。

 

櫛挽(深谷市)にて

 

こんにちは 「夫婦しだれ」が咲いてます。

 

たまご屋爺さんの独り言 今日この頃  ② 20230304

 

 87歳になってそれなりの楽しみを見つけた。

私の「体力」「脳力?」すべてが落ち込むなかでとてもラッキーなことだ。

 

私の両親は運良く92,88歳まで生きることが出来た。

両親の時代は戦後初めて白黒テレビそしてカラーテレビを見ることが出来た。

これが高齢となった二人にとって大きな楽しみの一つとなったようだ。

 

さて私たちの世代はどうか?

これにインターネット(IT)とパソコン(PS)が加わった、私は畑違いの仕事をしていたこともありこれらには疎く私が60代の初期に初めて触れた。

 

この時、地元の「パソコン同好会」の仲間に初めて「google」」のことを教えてもらった。

以来20年以上になるがメール、検索、動画、カレンダー、文章の作成保存、撮った写真の保存とその検索、、、などをgoogleのお世話になっている。

まるで「新しい別の脳」が出来たようだ、それもボケてなく正確無比な脳である。

 

最近特に気に入っているのは「googleニュース」だ、日本のことのみならず世界中の出来事を一方に偏らず伝えている。

そういうわけで紙の新聞は読まなくなったが、それ以上に興味がある。

 

私にとって残された日々は少ないが、お陰様でこれらがあればこれからも退屈せずに楽しく過ごせそうだ

 

櫛挽(深谷市)にて

 

たまご屋爺さんの独り言 姉亡くなる 20230218 

こんにちは 紅梅「寒衣」の花が咲いています。

 

たまご屋爺さんの独り言 姉亡くなる 20230218 

 

 先日私の姉を亡くした、92歳であり歳に不足は無いがとても悲しい。

 

私の両親は7人の子供たちに恵まれ、その姉は長女として産まれた。

その後、女3人男3人と増え合計7人となった。

私たちの生まれ育った時期は第二次世界大戦中または戦後であり、国策として「産めよ増やせよのためかどこの家庭でも子供の数は多かった。

 

戦中戦後の苦難の時代、多くの子供たちを抱えて生き延びるために私たちの両親の世代がどれほど苦労されたか想像を絶する。

 

その親たちの苦労のみならず、その子供たちも出来ることを手伝いをさせられた。

亡くなった姉は両親が仕事で忙しいため、云うことを聞かない弟たちの面倒を見てくれた。

 

今は7人いたその子供たちも長女を含めて4人は既にこの世に居ない。

残された3人はとても悲しいが、残された日々を感謝して大事に過ごしたいものだ。(87老)

 

櫛挽(深谷市)にて

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たまご屋爺さんの独り言 「日本産生卵 香港で市民権」 20230208

こんにちは 枯れ葉の中から福寿草の花!!

 

たまご屋爺さんの独り言 「日本産生卵 香港で市民権」 20230208

 

  今朝(02/08)の朝日新聞を見ていたら11面に三分の一の紙面を使って表題のような記事があった。

私どもの農場でもその生卵の輸出に協力しているのでとても嬉しかった。

 

中国の人たちは通常卵を生では食べない、ところが香港の人が日本を旅行した時食べたTKG(卵かけご飯)の味を忘れずに香港でその専門店を開いた人もいる。

そんなこともあって日本産の衛生的な生卵に人気が出て2022年28,250トン輸出され、この3年間で3,3倍と急拡大したとあった。

 

それまで香港は米国中国本土などから生卵を輸入していた、ところが鮮度や衛生面などの理由で日本産が選ばれた。

 

まさにTKGのお蔭である,

我々業界は鳥インフルエンザなどのため苦しいこともあるが、こんな嬉しいこともある。

 

櫛挽(深谷市)にて

 

たまご屋爺さんの独り言 中国の習皇帝?  20230204

間もなく咲きそろう梅の花

 

たまご屋爺さんの独り言 中国の習皇帝?  20230204

 

 例えたまご屋の爺さんであっても最近の中国の動きが気になる。

 

中国軍が台湾に侵攻すればたちまち台日米はその戦争に巻き込まれ、いまウクライナで行われていることは人ごとでなくなる。

 

我々世代は第2次世界大戦終戦の日を小学生の時に経験している、敵機B29の空襲で焼け野原となった横浜の街のことを今でも思い出す。

 

毛沢東以上の極権を手に入れた今の習体制は昔の皇帝のように自分の意に沿わない側近は排除し、イエスマンだけを側近としている。

こういう独裁者はプーチン大統領北朝鮮の金首相と同様危険である。

 

戦争は恐ろしいが、自分の国はその同盟国と共に自分で守るしかない。

自分で自分の国を守る気概を見せずして誰が私たちを守ってくれよう。

ソ連ウクライナの戦況を見ているとつくづくそう思う。

 

年寄りもボンヤリとしてはいられない。

 

櫛挽(深谷市)にて