2017-01-01から1年間の記事一覧

たまご屋爺さんの独り言  2917年 暮れ

たまご屋爺さんの独り言 2917年 暮れあと数日で今年も終わる。いつものことだが、暮れにはその一年を振り返ってみる。嬉しいこともあったが、どちらかといえば悲しいことが多かった。 親しかった友人たちとの別れ、先輩たち、また長く付き合いのあった近所の…

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて エルサレム

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて エルサレム巡礼の旅もいよいよ最終日になった。きょうは一日かけてエルサレムの旧市街地を歩き続けた。ここは周囲を高い城壁に囲まれ、いくつかある門を除いて出入りは出来ず、車の通行は出来ない。この狭い旧市街地…

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて 死海

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて 死海なんとも恐ろしい名のついた「死海」である。淡水湖であるガリラヤ湖を流れ出た水がヨルダン川となって南下し、周辺の土壌の塩分を吸収し次第に乾燥し、死海に流れ込む。この「死海」は出口の無い塩の湖である、…

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて エリコ

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて エリコ イスラエル北部にあるガリラヤ湖をヨルダン川に添って半日ほどバスで南下する、この川が死海に流れ込むあたりを東の地中海方向に行けばエリコとエルサレムはすぐ近くだ。エリコは世界最古の城壁のあった町とし…

>たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて マサダ

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて マサダ死海のほとりにあるマサダを訪ねた。ここは四方を絶壁に囲まれ、頂上は平地で人が住める天然の要塞である、ロープウェイにて登る。ここは歴史的には紀元前3000年のダビデ王の時代に遡ることができる、、、…

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて クムラン遺跡

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて クムラン遺跡ここは旅をする前から訪ねたい場所の一つであった。考古学上20世紀最大の発見といわれる「死海写本」がこのクムラン遺跡の洞窟から見つかったのである、それは1947年のことであった。これはユダヤ…

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて 歴史と風土

たまご屋爺さんの独り言 イスラエルにて 歴史と風土 巡礼をかねてイスラエルを8日間旅してきた。イスラエルは日本の四国ほどの面積に現在約825万人が住んでいて、ハイテク技術による産業および優れた技術による農業部門でも存在感を示している。イスラエ…

たまご屋爺さんの独り言 八十路の悲しみ その二

たまご屋爺さんの独り言 八十路の悲しみ その二今から10年前、ちょうど七十路に入りたての頃、博識の先輩Uさんに「年をとるとはこう云うことだよ」と江戸時代の武士で俳人の横井也有(1702−1783)の残した狂歌を教えてもらった。これを読んでその時は笑い転…

たまご屋爺さんの独り言 八十路の悲しみ

たまご屋爺さんの独り言 八十路の悲しみ八十路でなければ判らない楽しみがあると同時に悲しみもある。 どちらかと云えば悲しみのほうが多くなってきた。その一つに、長年付き合ってきた親しい友人を失うことだ、これは辛い。 若い時にも別れは辛かったが、そ…

たまご屋爺さんの独り言 鰯一匹の幸せ

たまご屋爺さんの独り言 鰯一匹の幸せ 今は週一回のペースで鐘撞堂山に登ることを楽しみにしている。その帰り道、寄居町のスーパーマーケットに寄って必ず魚屋に顔を出す。 その店は鮮魚の種類も多く、特に土日には品数が多い。 先日店に行って驚いた、秋刀…

たまご屋爺さんの独り言 なぜ長寿者が元気?

たまご屋爺さんの独り言 なぜ長寿者が元気? 最近の人口統計を見ると日本の長寿者の数は急増している、特に100歳以上の人たちの増えかたは驚くほどだ。言ってみれば、元気な年寄りが年々増えていることで喜ばしい。なぜ2000年代に入ってから100歳以上の方々…

たまご屋爺さんの独り言 「老いと死の受容」

たまご屋爺さんの独り言 「老いと死の受容」 日野原先生(105歳)が亡くなられたのでその著作「老いと死の受容」を再読してみた。実はこの本を2年ほど前に読んだことがある、その時は脳梗塞が再発しひょっとするとこれはまずい事になるとの危機感があった。…

たまご屋爺さんの独り言 「美の巨人たち」

たまご屋爺さんの独り言 「美の巨人たち」DVDを見る楽しみは続いている。「世界の車窓から」全10巻「世界大起行」全30巻ともっぱら世界中を旅していた、訪ねた國は半年で50を超える。そのDVDは深谷市の図書館から借りて来るのだが、一回につき2巻までの制限…

たまご屋爺さんの独り言 天国からのメール

たまご屋爺さんの独り言 天国からのメール 日野原重明先生(105歳)がこの7月18日に亡くなられた。私は直接先生にお会いした事はありませんが、先生の本は何冊となく読んでいます。 それと同時に3年前から、先生の主催される「新老人の会」が発行するメール…

たまご屋爺さんの独り言 カエサルの言葉

たまご屋爺さんの独り言 カエサルの言葉 「ローマ人の物語」全34巻(文庫版)をやっと読み終えた。のんびりしたもので、読み始めてから終わるまで2年と8ヶ月もかかってしまった。今はささやかな満足感でイッパイなのだ。いつもなら途中で飽きて投げ出して…

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その六

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その六 つらつらとささやかな年寄りの楽しみごとを書いてきたが、ぼつぼつ切り上げることにする。最後に,私にはとっておきの楽しいことを書かざるをえない。それは親しい仲間たちとの交流だ。八十路ともなれば人生の…

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その五

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その五 今から4年前、私は一人で四国八十八ヶ所霊場を歩き遍路をしていた。今でも忘れないが徳島県の第十九番立江寺にお参りしたとき、本堂の前で般若心経を唱えていると、隣で変な外国人がたどたどしくそれを唱えて…

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その四

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その四 どこへ行ってもダンスクラブは若いオバサン?で一杯である。 若いオジサン、オジイサンの影は薄い。私の今やっているスクエアーダンスとなるとなおさらだ。私がそれを始めた動機が良くない、いやいやながらや…

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その三

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その三 TVはあまり見ない、だがニュースとその日の天気予報は必ず見る。 あとは、よほど気に入った番組があった時だけだ。 その代わりPC、スマホはよく見る。 この魔法の箱に私達世代は、人生の後半になって運良く出…

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その二

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ その二 七十路からの習慣で、今でも里山歩きと川歩きを楽しんでいる。 ただし、その回数とその距離は大幅に減った。 さいわい自宅の近くには標高330mの鐘撞堂山がある。 この里山はなかなか由緒のあるところで戦国時…

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ 八十路になると、どうしてもフットワークが落ちる。いきおい家に閉じこもることが多くなる、七十路までは外を飛び回っているのが楽しみであったし、その体力能力もあった。正直な所、80歳になってから急に体力が弱く…

たまご屋爺さんの独り言 「世界の車窓から」その二

たまご屋爺さんの独り言 「世界の車窓から」その二 「5大陸55カ国世界一周列車の旅」を思い立って、私は今年の3月20日旅に出た。 19日後の4月8日無事?帰国したことになっている。その間、私は深谷市図書館から借りだしたDVD「世界の車窓から」10巻を見続け…

たまご屋爺さんの独り言 讃岐うどん

たまご屋爺さんの独り言 讃岐うどん 私は70代の半ば、一人でぶらりと四国歩き遍路の旅に出た。徳島県、高知県、愛媛県、そして香川県と県別に4回。 2年かけて計50日間で歩き通した。遍路道ではどこでも讃岐うどんの食堂が多い、腹が減ると昼はほとんど「讃岐…

たまご屋爺さんの独り言 喜多院の桜

たまご屋爺さんの独り言 喜多院の桜桜の花が咲くと嬉しい。年をとっても若い時でもこれは変わりがない。 だがその感じ方が違う。私の場合、若い時はただ綺麗で嬉しいだけだったが、年をとるとそれが「しみじみ」 と嬉しいのだ。 若い時はこの時期桜の花が咲…

たまご屋爺さんの独り言 「世界の車窓から」

たまご屋爺さんの独り言 「世界の車窓から」毎朝、日の出が早くなり気温が高くなると、嬉しくなって気分がウキウキしてくる 。 これはたとえ八十路になっても変わりがない。最近の新聞を見ているとやたらに旅行の宣伝が多く気になる。 これらを見ていると気…

たまご屋爺さんの独り言 音声入力

たまご屋爺さんの独り言 音声入力私たち世代は、とてもハッピーな時代に間に合った。親父お袋の時代では、おそらく今の時代の変化を予想だにできなかったと思う。 例えば、今私たちが手にしている PC スマホを考えてみる。 私達の世代にとって、これ等はまる…

たまご屋爺さんの独り言 「終わりの始まり」

たまご屋爺さんの独り言 「終わりの始まり」 未だ諦めずに塩野七生の「ローマ人の物語」文庫本全43巻を読み続けている。読み始めたのが一昨年の12月であるからもう丸2年を超える。 このペースでいくと年内に読了出来るか怪しい。この「終わりの始まり」は29,…

たまご屋爺さんの独り言 「沈黙ーサイレンス」

たまご屋爺さんの独り言 「沈黙ーサイレンス」 久しぶりに凄い映画を見た、監督脚本制作はスコセッシである。それは3時間ぶっ続けにもなる長編であったので、年寄りにはトイレが気になる。 だがそれなりに知恵がある、四国歩き遍路のときに愛用した携帯用ト…

たまご屋爺さんの独り言  論語教室

たまご屋爺さんの独り言 論語教室 小学校一年生の孫が暗記でなにかしきりと呟いている。よく聞けば何やら論語の一節らしい、地元の小学校では校長先生を先頭に論語の教育に取り組んでいる。私の住んでいる深谷市は明治維新時代の英傑、渋沢栄一翁の故郷であ…

たまご屋爺さんの独り言  八十路(やそじ

たまご屋爺さんの独り言 八十路(やそじ) 私は六十路(むそじ)の半ばで脳梗塞と続いて大腸がんで倒れた。仕事が出来なくなり、それを後継者に託し引退したも同然となる。その当時、自分は運が良くても70歳まで生きられるかどうかと落ち込み、それなりの覚…