たまご屋おやじの独り言 タマゴタケ(卵茸)

タマゴタケ(卵茸)

今年の元日より始めた「鐘撞堂山、歩き」を続けている。
標高わずか330メートルの里山であるが、実に面白い。通い続けているうちに、
同好の仲間も増えてくる。
朝7時、自宅から車で10分の山すその駐車場からから登りはじめ、違ったルートを通って元の場所へ帰ってくる、往復1時間の里山歩きとなる。
この時間帯にいつも顔を合わせる60代半ばと思われる夫婦がいる、いつのまにか世間話をするようになっていたが、先日彼らが山道をすこし外れたところで私を呼んでいる。
なにかを見つけたらしい、「タマゴタケが出始めた」私は「?」。
私は「たまご屋おやじ」であるが、恥ずかしながら「タマゴタケ」は知らない、よく見ると丁度白い卵の殻のようなものを破って赤いキノコが顔を出している。その気になってあたりを見回すとあちこちにそれらしきものがある。
彼らのように何年となくこの同じ里山を歩き続けていると、何時ごろ何処に何が起こるか分かるようになる、いやあー恐るべし。
以来、私は里山歩きのときデジカメでキノコの写真を撮リはじめた、その名前はまだ「タマゴタケ」しか分からないが。
連日の猛暑であるが、キノコの世界ではすでに秋が始まっている。