2005-01-01から1年間の記事一覧

たまご屋おやじの近所付き合い  その三

旅行メンバー最長老の内田さんは85歳になる。旅行には三つ違いの奥さんも一緒だ。年に一回行われる町の連合老人カラオケ大会にはいつも大字代表ででるほどの美声の持ち主である。夕食時にはお酒も手伝って全員の一大カラオケ大会となる。時間に制限がある…

たまご屋おやじの近所付き合い  その二 

草津温泉に湯治旅行に行ったメンバーが凄い。85歳の二名を筆頭に一番若いのが私の70歳であるから、参加者20名の平均年令は77-78歳くらいであろう。皆さんとにかく元気が良い。面倒な会計をしたり細かい交渉事をすることは歳をとるにしたがって誰で…

たまご屋おやじの近所付き合い その一

正直なところ、農場のある櫛挽地区の老人会世話役がまわってきた時、とっても変な気分がした。誰でも自分を老人であるとは思っていないらしい。あるいはそれを認めたく無いのであろう。世話役を受ければ「おまえは立派な老人である」ことを認めることになる…

日本たまご事情 Bob Sparboe 亡くなる その三

日本とアメリカの葬儀の違いについてとても驚いたことを正直に書いたら、それを見てカリフォルニアよりメールが届いた。カミさんの従姉に当たる節子姉からである。彼女夫妻がカリフォルニアに渡ったのはもう50年以上前になるのであろうか。彼女いわく、 『…

日本たまご事情 Bob Sparboe 亡くなる その二

ミネソタの鶏友Bob Sparboeの急死に驚き、彼の世話になった息子が急きょその葬儀に参列することになった。連絡があった二日後が葬儀であったが、運良く飛行機の空席を見つけそれに間に合った。 出かける前、息子にアメリカでの葬儀のしきたり等について聞か…

日本たまご事情 Bob Sparboe亡くなる その一

今朝、「アメリカ ミネソタの採卵養鶏家Bob Sparboeが10月8日(土)亡くなった」との連絡があり愕然とした。実は同じ週の10月4日(火)、東京でSparboe夫妻と会ったばかりなのである。その時、「明日ミネソタに帰る」と言っていたから、家に戻ってからま…

町民体育祭

私の住んでいる岡部町の町民体育祭が先日あった。今年で第37回になるが、町にとってはこれは記念すべき体育祭となった。町村合併によって来年から岡部町は深谷市となり、町独自の伝統ある体育祭としてはこれが最後となる。体育祭は町民参加のイベントとし…

加守田章二展を観る

先日、弟のTに誘われて一緒に東京駅のギャラリーで加守田章二展を観た。「加守田章二?」 私は迂闊にもその名前も、何をした人かも知らなかった。弟とは同じ仕事を一緒にやっているが、趣味のことになるとまるで違う。彼は若い時から陶器の世界に興味を持っ…

病気の効用 その二

脳梗塞をやってから脳の機能が変わったらしく、突如手当たり次第に音楽を聴きだしたことは、私にとって、まさに突然変異が起きたみたいなことである。静かに音楽を楽しむと言えば格好がいいが、実情はそうはいかない。宴会で調子のはずれた演歌をがなるのが…

病気の効用

現役を半分引退してから何が嬉しいと云ったら、自分のために使える時間が増えたことにつきる。今までも自営業であるから、自分の好きなことをやって来たではないかと言われそうだが、仕事であれば楽しいことばかりがある訳ではない。今は贅沢なことに、半分…

弁天沼 その二

弘光寺の弁天沼にトンボや小魚が帰ってきた話をしたが、最近そこでカワセミを見たという人が現れた。私はまだお眼にかかれないが、嬉しいことである。翡翠色をして低く矢のように飛ぶその姿を想像しただけで気分が良くなる。世に弁天沼と称するところは沢山…

鳥インフルエンザ(AI) 全国一斉サーベイランス(9/4)

残念なことに、茨城県のAI発生状況は未だ広がりをみせ、農水省のプレスリリース及び各種マスコミが報道しているとおりである。私どもの採卵農場もこれに含まれる立場から、この問題にコメントすることをしばらくの間差し控えさせてもらいたい。幸いなこと…

弁天沼 その一

私の住んでいるところから弁天沼 その一歩いて10分くらいのところに弘光寺がある。創建の年代は明らかではないが、なんでも天平十七年(745年)の開基と伝えられている。ここには町指定の文化財二点があるなど、地域では有名な寺である。戦乱の時代には…

「別れの会」 

また同級生の一人が亡くなった。寂しいかぎりである。彼は東京出身で高校時代ラグビーをやり、タフで存在感のある男であった。企業戦士として任地福岡県、秋田県で活躍し、仕上げは東京で頑張った。福岡県久留米市で素晴らしい奥さんにめぐりあい、一男一女…

鳥インフルエンザ(AI) 全国一斉サーベイランス(8/25)

8月18日、埼玉県のAIサーベイランスで鴻巣市の農場でH5型亜型の陽性が確認されて以来事態は急展開した。予想された悪いシナリオでことは進んでいる。 8月22日、鴻巣市の農場にいる採卵鶏の導入元の茨城県の系列3農場がAI抗体陽性の結果が出た。…

鳥インフルエンザ(AI) 全国一斉サーベイランス(8/21)

8月18日、埼玉県のAIサーベイランスで鴻巣市にある農場でH5型亜型の陽性が確認された。この農場の半径5Km以内はただちに移動禁止になった。その範囲に含まれる養鶏場3戸は検査され、抗体陰性を確認された2戸は、8月20日鶏卵の出荷を再開した…

パソコン老年組

私にとってパソコン師匠の一人である浅田さんからMailが届いた。”Chicagoに行ったそうだが、その街の歩いたところをもう一度パソコン上で歩いてみたら、、、”と変なことが書いてある。そしてそのアドレスが書かれていた。どうやらこれはいつも重…

鳥インフルエンザ(AI) 全国一斉サーベイランス(8/13)

高病原性鳥インフルエンザに関する全国一斉サーベイランスの結果について( 第4報)の発表があった。 8月6日現在、907戸検査した結果いずれも陰性であった。 8月10日、私どもの埼玉県の農場も採材された。農場の前まで家畜保健所の方たちがみえられ…

くしびき夏祭り

今年は第40回目の”くしびき夏祭り”である。実行委員長の佐五郎さんは張り切っている。彼は開拓者の二世であり、ここで生まれ育った生粋の”くしびきっ子”なのだ。戦後しばらくこの地区は、とてもお祭りをやっている余裕がなかった。近くの町村で行われるお…

”狂犬”の十周忌

”狂犬”というあだ名を持つ友達がいた。長距離競争がとてつもなく強く、何にでも喰いつていくので、このような異名がついたのであろう。彼とは縁があって中学・高校・大学まで同じであった。彼の家は横浜の保土ヶ谷区で山羊を飼い、その乳をしぼって売ってい…

鳥インフルエンザ(AI) 全国一斉サーベイランス(8/6)

この暑い最中、全国で鳥インフルエンザ(AI)の全国一斉サーベイランスが行われている。現在の時点で農水省のホームページによれば、7月30日現在、調査戸数563戸すべて陰性とある。県段階で擬陽性となり国の検査では陰性となった例も含まれるが、な…

鳥インフルエンザH5亜型の抗体陽性確認 茨城県茨城町 (7/28)

6月26日、茨城県水海道市のA養鶏場でH5N2が確定して以来、官民必死の防圧作業をしたにもかかわらず、感染は新たな様相を見せ始めた。7月28日水海道市のK養鶏場に導入された大雛が鳥インフルエンザに感染していたことがわかり、さらにその大雛を…

ぶらりぶらり通信Chicago編 夕日

摩天楼街のJohn Hancock Centerにたどり着いたのはもう午後7時をまわっていたであろうが、まだあたりは明るい。平日の夕方ということもあり、最上階の展望室に向かう観光客は少なかった。展望室専用のエレベータに乗るとわずか40秒で地上100階のそこへ…

鳥インフルエンザ(AI) 全国一斉サーベイランス(7/22)

AIの全国一斉サーベイランスがいよいよ実行段階にはいった。私の農場のある埼玉県でも、先日養鶏協会役員会で県の担当官より説明があり、更に地区家畜保健所より、8月のしかるべき日に鶏の採血を行うとの連絡があった。埼玉県では採卵鶏1000羽以上の…

ぶらりぶらり通信Chicago編 摩天楼

Chicagoは建築を志す人たちにとってはたまらない街であろう。専門外の私ですら、その摩天楼の林立するビル街に立つと興奮を覚える。常にそれらはアメリカ一、世界一を目指して建設が競われてきた。その高さ、新しい機能、デザインにおいても一つ一つの摩天楼…

ぶらりぶらり通信Chicago編 恐竜博物館

Chicagoはとても面白いところだ。日本の役人さんが見たら肝をつぶす光景に出会った。日本で言えば上野の国立博物館を夜借り切って3000人以上の大パーテイを開催したのだった。しかも弁当・ビール・ワイン付きときている。国宝級の展示物がゴロゴ…

ぶらりぶらり通信Chicago編 ホワイトソックス

かねてから一度本場大リーガーの野球を見たいものだと願っていた。高校野球は好きだが、日本のプロ野球はたまにTVを見る程度で、実際に球場に足を運んだのは神宮球場に数十年前一度だけある程度だ。Chicagoホワイトソックスには日本人選手の井口が居ること…

鳥インフルエンザ 全国一斉サーベイランス(7/8)

6月26日、茨城県水海道市A養鶏場に鳥インフルエンザ H5N2が確定して以来今日(7月9日)で2週間になるが、その間関係機関のとられた行動は迅速果敢であった。半径5km以内の移動禁止に始まって、そこに含まれる17農場の抗体調査、抗体陽性農場…

鳥インフルエンザ(7/2)

Chicagoで一週間ほどぶらりぶらりしてから家に戻ってみると、茨城県水海道市で鳥インフルエンザが発生し大騒ぎになっていた。昨年一月京都府での鳥インフルエンザの発生のこともあり、ついに来るものが来たと関東地方の養鶏家に衝撃が走った。首都圏…

鳥インフルエンザ6月26日H5N2確定 水海道市 茨城県 

6月26日、残念ながら関東地方の養鶏地帯のど真ん中茨城県水海道市のA養鶏場でH5N2が確定した。私ども関東地方にて養鶏場を経営しているものにとっては、ついに来るものが来たと衝撃が走っている。予想されたシナリオのなかでも悪いほうになりかねな…