ぶらりぶらり通信Chicago編 ホワイトソックス

かねてから一度本場大リーガーの野球を見たいものだと願っていた。高校野球は好きだが、日本のプロ野球はたまにTVを見る程度で、実際に球場に足を運んだのは神宮球場に数十年前一度だけある程度だ。Chicagoホワイトソックスには日本人選手の井口が居ることは知っていた。チケットも日本を出る前にネットで購入しておいた。我ながら準備は万端の筈であった。

お目当てのCellular球場はホテルのあるダウンタウンからタクシーで20分くらいだと言う。帰りの足を心配して電車で行くことにした。駅を見つけ、ようやく往復の切符を手に入れ大勢の人たちをかき分け、そこにたどり着いた時にはぐったりとなってしまった。

ナイトゲームであるのでプレーボールの前に腹ごしらえをしておこうと思い、外野グラウンド前の、選手が練習しているのを見ながら食事できる場所に降りていった。そこで飲んだビールが効いて、外野の指定席に戻った時にはすっかりいい気持ちになっていた。

せっかく二塁手の井口が好プレーをしても、カミさんに突っつき起こされる始末。気がつけば試合もChicagoホワイトソックスが相手のKansasロイヤルズに5対2で勝っていた。折角の大リーグもビールが効いて半分は寝ていたことになる、いやはや……。