たまご屋おやじの独り言 ネパールのタカリー族

最近とても面白い本を読んだ、「ヒマラヤの彼方から ネパールの商業民族タカリー生活誌」飯島 茂著 NHKブックである。
この本は「鳥葬の国」川喜田二郎著と同時に、つい最近私の大学の先輩U氏から頂いた。
私が短期間ではあるがブータンを訪ねるにあたって、先輩からそれらに関する興味深い本を教えてもらい大変役に立った。これらの本も今では貴重品で古本屋でもなかなか見つからず、あってもかなり高価である。
さて、タカリー族のことであるが北方チベットと南方インド方面を結ぶ仲介貿易によって「山駆けるヒマラヤ商人」といわれた勇壮な民族のことで、著者が社会人類学者であるだけにその観察も客観的である。
ブータンから帰ってきても、これらの良い本に出会えると旅行の楽しみが倍増する。
その他参考になった本として
西岡京治:里子著「ブータン神秘の王国」
秘境ブータン (1971年) (現代教養文庫) - 中尾 佐助
"ブ
ータン仏教から見た日本仏教 NHKブックス"
などがある。
20110924
斎藤富士雄