たまご屋おやじの独り言 「風の盆」その後


今年はじめて越中八尾の「風の盆」を訪ね,強い印象を受けた。
当日は運悪く台風12号に祟られ、肝心の夜中まで踊り続ける「町流し」は見ることは出来なかった。それでも充分に満足して帰ってきた。
この企画の言いだしっぺは、50年まえ派米農業実習生で仲間の宮下先生である、実際には地元富山県出身の石川夫妻に世話になった。先生は風の盆が気に入り今回で二度目である。
その先生からつい最近、DVD「越中八尾おわら風の盆」が送られてきた、これは八尾町が中心となって作成したもので、私たちが見損なった「町流し」の映像などもたっぷり含まれていた。さらに「現代おわらの誕生 越中人譚 川崎順二」の話が映像としてあった。
これを見ることによって、風の盆がなぜ多くの人たちを惹きつけるのか、その訳が判るような気がした。
この地方名門の医師であった川崎順二が「おわら」再興にのめり込み、全財産を注ぎ込んで現在の格調高い「現代おわら」を作り上げ、それを町として次の年代の人たちに継続する仕組みを苦労して作り上げたとあった。
早めに宿屋を予約して来年も「風の盆」を見に行こうと思う。