畏敬する84歳の原田先輩から葉書を頂いた。
「ウルのスタンダート」を見に上野の大英博物館展に行ってきたとある。
「ウルのスタンダート」?
私は初めて聞く言葉だ。
この博物館展は大人気だそうで、6月28日までやっている。
私もこれに行きたいと気になっていたが、行けずにいたところこの一枚の葉書が強烈に背中を押してくれた。
「100のモノが語る世界の歴史」と称して、大英博物館の膨大な所蔵品中100点を選びそれらが展示されていた。
「ウルのスタンダート」はその中の目玉、今から4500年まえメソポタミヤの王家の墓で発掘されたもので、台形の箱の周囲には精密な貝細工で物語が刻み込まれている。
その用途はいまだに謎とのこと。
その箱を目の前にし、4500年の時の流れを思い、私は目まいがした。
http://www.history100.jp/