たまご屋爺さんの独り言 「大往生」を再び読む
永 六輔さんが亡くなられたので、彼の著作「大往生」岩波新書を購入し再び読んでみた。
彼の名前は、我々の世代にとってはとても懐かしい。
作詞家であり、放送、テレビで大活躍し、数々の著作をものにした。
たとえ彼の名前を知らなくとも彼の作詞、「こんにちは赤ちゃん」「見上げてごらん夜の星を」などを誰でも聞いたことがあるだろう。
1994年初版の「大往生」は版を重ねて未だに売れ続けている。
当時、いずれ誰でもそれを迎えねばならぬ「死」の問題を明るく、そして率直にとらえて話題になった本である。
私が初めてこの本を読んだのは、記憶ははっきりせぬが恐らく15年以上前であったろう、不思議なことにその中の一節を覚えていた。
今回、その箇所に再び巡り会いとても嬉しかった。
永 六輔さんのご冥福を祈る。