ブータンはどこえ行く


私はまだブータンぼけが続いている、ここらでひとまず切り上げることとしよう。
今までどちらかと言えば、ブータンのよい面を取り上げてきた。気になることも大有りである。特に都市部の急激な開発はブータンが今まで経験しなかった問題を引き起こすに違いない。また経済開発にともなう貧富格差、環境問題も出てくる。
今から5年たって来たならば、まったく違った国になっていた、なんてこともあり得る。
しかし、この国を治める王様と官僚はなかなかしたたかである、自分たちの国が貧しく経済的には、先進国に比べ一周遅れであることを自覚している、しかしそれらの先進国が失いつつある国民の総幸福度では優位にたとうとしている。
現に街角や観光地には、乞食やいたいけな子供の物売りはいない。近くの同程度あるいは上のクラスの国々でもそれらに必ず遭遇する。
代々にわたる賢い王様はその知恵で問題を解決してきた、新しい問題も必ず新しい知恵で解決していくに違いない。
最後に現地ガイドのAasish君と、タフで賢いユ−ラシア旅行社の山口葉子嬢に感謝する。
20110726