ブータン 虎の巣(タクツアン)

ブータン旅行の目玉は「虎の巣」といわれるタクツアン僧院であろう、標高3000mの断崖絶壁に張り付くようにしてそれはある。
観光客に開放されたといっても、ここは僧侶たちにとって厳しい修行の場であり、私たちがやっとたどり着いた時も修行の最中であり、観光客には目もくれない。
第一に僧侶、観光客がここえたどり着くには急な山道と石の階段を3時間以上自分の足で登らねばならぬ、それに道幅は狭い。夜間はとても危険で登ることも降りることもできない。私は日本の僧院のなかでこれほど厳しい修行の場があるのか知らない。
この場で瞑想などの修行を積んではじめて僧侶として尊敬を受ける、そして僧侶は妻帯を許されない。この国で僧侶が予想以上に尊敬され、大事にされていることの意味がなんとなく分かった。
私たち老人部隊は二人を残して全員目的を達し無事下山することが出来た、82歳の隊長は勿論である.