たまご屋おやじの独り言 ムツトゲイセキグモ

 このところ驚くことが続いている。
3年ほどまえに福岡伸一さんの「動的平衡」を読んでとても面白かった、今回そのパート2が出たのでさっそく手に入れて読んでみた。
ご存知の方もいられると思うが著者は若い分子生物学者で、難しい専門領域の話をかみくだいて誰にでも面白く解き明かしてくれる。
専門分野だけでなく、その知識は万端に及ぶため読者を飽きさせないし、文章力もその専門家にひけをとらない。
ヒトフェロモンの章でムツトゲイセキグモの話がでてきた、これはワナゲグモの一種だそうで、「自ら吐き出した糸の先端に粘液の球をぶらさげ、獲物が近付いてくると振り回す。粘液の球に獲物がくっつくと糸を引き上げて捕食する」とあった。捕食されるのはある種の蛾のオスばかりで、この粘液の中にオスを引き寄せるフェロモンが含まれているという。
私はそんなクモがいるなんてことも知らなかったし、ワナゲしている写真まで載っていた。
驚いてこのクモをいろいろ調べてみると、有り難いことにYouTubeに動画があった、これを見て二度ビックリ。
時間のある方は次をどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=rDq3t7lZRAI