たまご屋おやじの独り言 真珠の首飾りの少女

 今日(7/20)は贅沢な一日を過ごすことができた。
まず上野の都立美術館に展示されているフェルメールの「真珠の’耳飾り’の女」を見に出かけた、金曜日の午前中というのに既に行列ができており、一時間以上待たないと見ることができないという、あきらめてフェルメールセンター銀座へ向う。
ここは銀座松坂屋のすぐ裏にあり、私も初めて訪ねる。
たどり着いてみるとここにも大勢の人たちが行列をつくっていた、ぎくりとしたが今度は待つことにした。
このフェルメールセンターは前回話題にした分子生物学者の福岡伸一さんが深くかかわっている。
いまから350年前の画家フェルメールの作品は40に満たないとされ、それが世界中の美術館などに散らばって存在する。それらを福岡さんは丁寧に訪ね、その数37作品にいたった、これらを一堂に展示する構想をたてそれを実現されたのがこのセンターである。
勿論、実物のそれらでなく現在とりうる最高の複写技術で実物大に再現されたもの、それらが制作年代順に並んでいる、まさに圧巻である。
帰りにもう一度上野にもどり、隣の国立西洋美術館で同じくフェルメールの今度は「真珠の’首飾り’の少女」の実物を見た、’耳飾り’と’首飾り’とは別の絵である。
正直いうと私には本物と複写した物との区別はつかなかったが、一日フェルメール漬けの嬉しい日であった。


「真珠の’耳飾り’の少女」実物は現在上野東京都美術館にて展示中、写真はフェルメールセンター銀座で撮る。

「真珠の’首飾り’の少女」実物は現在上野国立西洋美術館にて展示中、写真はフェルメールセンター銀座で撮る。