たまご屋おやじの独り言 よたよたアメリカ西部旅行 2

「バリバリのビジネスマン」

 サンフランシスコ近郊に住む知人のD夫妻宅に二晩泊めてもらった。
Dさんは五十代のはじめで、バリバリのビジネスマンである。二人には日本流にいうなら高校生の長女と中学生の息子がいる。
聞くところによれば、旦那が大学で資格をとるために勉強してる間、奥さんは仕事をして彼を支えたそうだ。おかげで彼はここからから車で一時間以内にあるシリコンバレーにIT関係の良い仕事を得て豊かに暮らしている。とにかく年寄り四人組がいきなりやって来て泊まり込んでもびくともしないほど家は広い。
しかし生活は質素で堅実ある、子供たちのしつけは実にきびしい。
その家族と四人組が何度か家で食事を一緒にしたのであるが、食事中席を立つとき子供たちは必ず母親に断ってからにする、自分の使った食器などは自分で片付ける。
父親は父親でさりげなく子供たちに客人と話しをするように仕向ける、いやーお見事。
アメリカの厳しいビジネスマン生活の中で生き残っていくために、彼は一日12時間以上働いているという、それにプラス通勤時間往復2時間、大変な努力だ。
アメリカのとても良い家庭をかいま見ることができた。