たまご屋おやじの独り言 57年目の同窓会

ホテルニューグランド旧館 ジャズピアニスト山本 剛の演奏も楽しめた。

 先日、生まれ故郷の横浜で同窓会があり、今回は少々はりこんで横浜でも格式の高いホテルニューグランド旧館で開催された。
1955年の3月高校卒であるから、いまから57年も前のことだ。中高一貫校であったため、中学だけで別れた同級生を含めて、今年は63名が集まった。
名簿によれば、その年高校を卒業したのが251名、そのうちすでに亡くなった者が42名、連絡がつかない者37名でその人たちの生死は不明である。
現役時代はそれぞれ忙しく、それでも数年に一度全体の同窓会が開催されていた。
引退して時間のある最近は2年に一度几帳面に集まる、だが近頃、本人あるいは連れ合いの体調不良を理由に欠席する者が多くなった、この会に出席出来るだけでもラッキーというほかない。
それぞれが名札をつけているとはいえ、久しぶりに会うと顔と名前が一致しない。ところがしばらく話しているうちに、その顔に突然学生時代の面影がよみがえるのは不思議だ。
女の人はとくに変化が大きい、学生時代となりに座っていた可愛い女の子が、いま目の前にいるお婆さんとはとても信じがたい、相手もまたそう思っているに違いない。
2年後の再会を約して別れたのだが、お互いに2年先のことはわからない。