たまご屋おやじの独り言 人口減少 その二

 私たちの世代は小学生の時に第二次世界大戦の敗戦を経験し、いらい戦後の混乱時期から復興し世界第二位の経済大国になるまでを経験したことになる。
その親たちの世代は戦争で多くの人が亡くなり、また生き残った人たちも混乱期に多くの子供たちを抱え途方にくれたに違いない。
しかしその世代の人たちが頑張ってくれたお陰で現在の私たちがある。
戦争が終わった時その嬉しさと開放感のためか、人々はいっせいに子造りに励んだ。
これがいわゆる団塊の世代であり、その世代の子供たちも多く団塊の世代ジュニアと呼ばれる。
この世代が増えたため経済復興は加速された、いわゆる「人口ボーナス」である。
現在、いよいよこの団塊の世代も定年の時期をむかえ、生産年齢人口(14-64歳)の急速な減少が始まる。「人口ボーナス』の反対の現象が起きるわけだが、心配ばかりしても仕方がない。
初めての難局を乗り越えるには、新しい智慧と若い体力が必要とされる。
先輩たちがあの困難な時、道を切り開いたことを思えばなんでもない。
将来の人口問題でとても参考になった本として
「実測!ニッポンの地域力」藻谷浩介
里山資本主義」藻谷浩介ほか