たまご屋おやじの独り言  老老旅行 パレルモのカタコンベ

 当初、船は西アフリカのチュニスによる予定だったが、急きょ変更になりシシリー島のパレルモになった。やはりアフリカのデボラ出血熱病の蔓延によるものだろう。

あてもなくパレルモの港を歩いて出ると、早速タクシーの運転手につかまった。4人の老老組にとって初めての街、交渉して4時間定額でめぼしいところを案内する料金もまとまり車は走リ出した。

ところがとんでもないところに連れていかれた、カタコンベである。

これは由緒ある教会のすぐ隣にある地下墓地なのだ、薄暗い地下道をいくと、まず古びた衣装をつけた本物のミイラが出迎える、恐ろしくなったがさらに行くと、地下道の両側のすぐそばに何千体ともしれぬミイラがこれまた衣装をつけてこちらを見ている、または棺おけの中に横たわっている。しかも入場料として3ユーロ/人取られた。

このあと案内された、ここにあるイタリア一番のオペラ劇場や、植物園などなどの印象はすっ飛んでしまった。

カタコンベ内の写真撮影は禁止になっていたので、絵葉書で我慢してもらいたい。

また物好きな人は「パレルモ カタコンベ」で検索されたし、Yoitubeで迫真のものまであった。
結果的には今回の旅でここの印象が一番強いことになった。