たまご屋爺さんの独り言 TPP

たまご屋爺さんの独り言 TPP


 少し仕事の話をする。

採卵養鶏の仕事で私たち家族は三代、90年間食べさせてもらっている、有り難い話だ。

その間第二次世界大戦もあった。

私の両親はその時500羽の鶏で私たち兄弟姉妹7人を育て上げてくれた。

ここでこの仕事にもまた大きな曲がり角がきている。

いいや日本の農業全般にわたる大変化だ、それはTPPの合意によるものである。

私どもにはTPPに賛成反対をわめいてる暇はない、それよりそれがどちらに転んでも自分の経営がどうすれば生き残れるかを考え抜く。

いち早くFTAに踏み切った隣の韓国で農業とくに畜産はどうなったか?調べることは沢山ある。

飼料原料のほとんどを海外に頼っている日本の養鶏が鶏卵の関税撤廃ではたしてどうなるか?

日本の産業は海外にその原料を依存しながら頑張っている、日本の畜産は?

日本の多くの消費者にとって今度のTPP合意は有利に働く、農産物の価格が下がり選択のの幅ガ拡がるからだ。

日本は貿易することで現在の豊かな生活を維持している、それがよりやりやすくなるので

あれば誰も反対しにくい。

頭はまだぼんやりしているが、考えざるをえない。