たまご屋爺さんの独り言 朱夏


たまご屋爺さんの独り言 朱夏

 暑い、毎日真っ赤な夏が続く。

最近読んだ本の受け売りだが、古代中国では人生の各ステージを季節と色彩になぞらえて

青春  青く若々しい成長期
朱夏  真っ赤な夏、仕事、結婚など活動期
白秋  仕事を引退して、秋空のごとく清々しい時期
玄冬  黒光りするような老齢期

とした。

同じく古代インドでは

学生期  少年から大人になるまで勉強する時期
家住期  社会的活動の時期 
林住期  仕事を終え自然を相手に悠々自適の時期
遊行期  一人家を出て、ガンジス川の辺りに死に場所を求める

に分かれる。

いずれもその国の理想的な人生の過ごし方を述べたものであるが、どれも現役を過ぎてからの人生にも値打ちがあるとしている。

私も人生の「朱夏」はとっくに過ぎ、「白秋」を経て「玄冬」に入るわけだが、どんな黒色になるのだろうか。