たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ

たまご屋爺さんの独り言 八十路の楽しみ

 八十路になると、どうしてもフットワークが落ちる。

いきおい家に閉じこもることが多くなる、七十路までは外を飛び回っているのが楽しみであったし、その体力能力もあった。

正直な所、80歳になってから急に体力が弱くなっていることに気付かされた。
体力が落ちればそれにつれて気力も弱くなってくる。

それが歳をとれば自然に誰にでも起きることだと頭では判っていても、いざ自分の身に起きてみるとあたふたする。

開き直って、七十路には七十路の体力と気力脳力?で楽しんで来たのであるから、きっと八十路には八十路にしか出来ない楽しみがある筈だ。

さて、日本の貧乏世代に育った我々には当時スマホ、PC、、、のたぐいはなかった、しかしそれに代わるものとして本があった。

今の人達は例え電車のなかでもほとんどスマホを見ている、われわれはそこで本を見るしかなかった。
そのためか、私たち世代は本を読む醍醐味を知ったいる。
これは有り難いことだ、八十路にもそれは十分出来る。

いやむしろ八十路こそ最適な楽しみなのだ、視力は少々落ちて耳が聞こえなくなったが、本を読む時間はたっぷりある、、、。