たまご屋おやじの独り言 2000年4月
11/April/00
イタリアのAI(鶏インフルエンザ) 第二報
4月5日の第一報の続きです。専門の獣医の先生方にいろいろと聞いてみました。さらに幸いなことに、先日業界に明るいイタリア人に会い直接話を聞くことが出来ました。同時にMailにてイタリア、ドイツに問い合わせてみました。
それらの話を総合しますと、やはりイタリアのAIは現在峠を越したとはいえ、予想以上の被害を残しています。発生のあったイタリア北部では死亡、殺処分を含めて失われた家禽類は二千万羽を越えると言われています。その地域から家禽類がまったく姿を消してしまったそうです。
これが日本で起きたらと考えると身の毛がよだちます。公式の発表がHP(ホームページ)にあります。これは信用のおける組織が運営してますが、実態はこれを上回ると現地の業界の人達は言ってます。今のところ、イタリア全土への拡大はなく、周辺のEU諸国の発生の報告はありません。
参考になるHPは下記のとおりです。
イタリア家禽獣医学会
http://web.tiscalinet.it/sipawvpa/
国際伝染病情報ML
http://www.promedmail.org:8080/promed/promed.folder.home
国際獣医疫病事務局
http://www.oie.int/Info/A_info.htm
5/April/00
イタリアのAI (鶏インフルエンザ)
今、宮崎県の口蹄疫問題で日本中の畜産関係者が固唾をのんで事の成り行きを心配しているのですが、昨年の暮れから今年にかけてイタリアの養鶏業界でとんでもないことが起きています。
イタリア北部で発生したAI(鶏インフルエンザ)は既に1000万羽以上の家禽(採卵鶏、ブロイラー,その他)を死亡させ、業界はパニック状態です。数年前、日本でもAI騒ぎがありましたが幸いなことに局地的に押さえ込むことに成功しました。
これほど世界中との人,資材の交流が多いときいつ何時所を選ばず、なにが飛び出しても不思議でない状態です。今回の口蹄疫問題がそれを物語っています。インターネット上にはイタリアのAIについて数多い情報がありますが、これは専門家の判断 を必要としますので正しい情報の提供に是非ご協力ください。