日本たまご事情 関東甲信越養鶏大会 埼玉大会

今年、日本養鶏協会関東甲信越養鶏大会は埼玉県が主催県で、6月16日(木)に本庄市のホテルで開催される。私どもは当番県であるのでその準備に忙しい。埼玉県はたいした温泉地もないし、200名近い出席者が宿泊するにしてもいい場所がない。それでは大会の中味で勝負するしかないと境野得夫会長ほか役員一同知恵を絞っている。

この大会を準備するにあたっていつも頭を悩ますのが講師の選定である。皆でいろいろ考えた末、最終的に決まったのは次の2案である。
1、仮題「中国の食糧問題」  
   三井物産戦略研究所 神田正美 研究主幹
2、仮題「落ち込んだ鶏卵消費をどう立て直す」   
   Egg Nutrition Center USA Dr.McNamara  所長 

Egg Nutrition Center のDr.McNamaraについては、コレステロール問題で落ち込んでいたアメリカの鶏卵消費量を、科学的知見から「鶏卵のコレステロールは問題なし」と大キャンペーンをし、見事鶏卵消費を上向きにした功労者だ。いろいろと折衝した結果、1週間日本に来てくれることになった。

高卵価のうちに次の低卵価に備えることが必要だ。かつてアメリカで鶏卵摂取量が年間1人あたり400ヶを超えていたのが220ヶまで落ち込んだことがあったのを忘れてはならない。油断しているといつそれが日本に起きないともかぎらない。

大会には誰でも参加できるので 埼玉県養鶏協会(048-536-5281/ 刈屋)に聞いて欲しい。