ぶらりぶらりChicago編 1000人のオムレツパーティ

先週アメリカChicagoで行われた世界ロータリークラブ100年祭に参加していた。世界中から4万人以上のロータリアンが集まり、賑やかにこの地で誕生したロータリークラブを祝っていた。アメリカ人のこのお祭りにかける情熱はものすごく、ある面のアメリカ人の真骨頂を見る思いがした。

ご存知のとおりChicagoは別名コンベンションシティといわれるくらい、アメリカは言うに及ばず世界中の大きな大会が開催されている。地の利・施設・都市機能その他あらゆる点で他の都市を上回るからであろう。世界中から4万人以上が集まり、食事宿泊をし会議をこなし、大会を盛り上げるにはそれなりのノウハウが必要であると同時に、これは大きなビジネスとなっている。

期間中いろいろな行事が行われるのであるが、その中で参加日本人だけによる朝食会があった。なんとここには1000人以上の日本人ロータリアンが一堂に集まった。セレモニィも終わり、さて食事となった。いったい1000人の朝食をどのように出すのであろうか、他人事ながら少々心配していた。

台所にどのような仕掛けがしてあるのかわからないが、あっという間に温かいスピナッチオムレツのお皿が各人に配られた。味もまあまあである。新鮮卵を使い、ひとつひとつ焼き上げれば確かに味はもっと良くなるであろう。が、そんなことをしていたらとても1000人に温かいそれを出すことが出来ない。おそらく冷凍液卵を使って自動で焼き上げたものであろう。セレモニィもさることながら、私は1000人のオムレツパーティーにしきりに感心していた。