ぶらりぶらりChicago編 お祭り好き

先週わざわざChicagoまでカミさんとやって来たのは、生誕100年目で行われたロータリークラブの記念祭に参加するためであった。いくら夫婦でお祭り好きとはいえ、物好きにもほどがあるがアメリカ人のこの祭りにかける情熱は半端ではなかった。

ロータリークラブは丁度100年前、このChicagoの土地で4人の男たちによって始められた。その頃のChicagoはならず者がはびこる荒れに荒れた土地であった。金儲けがすべてであったその時代、それだけに満たされない男たちの新しい仲間作りが始まっていた。一業種一人の原則をもとに、自分たちの住む地域への奉仕活動を地道に重ねていった。

この活動がアメリカ中に拡がり、100年たった今それは世界中に拡大し、そのメンバーは世界で100万人をこえ、日本だけで10万人以上にいたっている。この100年祭には世界中から4万人以上の人たちがこのChicagoに集まった。Chicago市の人口は280万人弱であるから、場所によってはロータリアンで溢れていた。

記念行事は約一週間にわたって繰りひろげられたが、パレード有り、一万人規模の大集会が何度となく繰り返され、野球見物から、自然博物館を借り切っての弁当つきの夜間パーテイなどなど、いくら物好きとはいえとても回り切れなかった。

言葉は不自由であるが、参加者が皆英語がぺらぺらという訳ではない。良くしたもので英語が不自由な者同士それなりに意思の疎通を図っていた。同じ組織のメンバーということで、みな初対面であってもたちまち仲良くなれるのであろう。