麻疹(はしか)

毎朝、農場の事務所にゆき、皆に朝の挨拶をしてから、やおらPC相手にニュースを読み始める。
最近特に新聞を読まなくなったのは、インターネットの情報量が優れているのと、老眼で新聞を読むのが辛くなったせいでもある。
有難いことに、ネット上に私の興味のある事柄を登録しておけば、そのニュースが更新されるたびに知らせてくれる。
若いネットユーザーにとっては当たり前のことでも、老ユーザーにとってインターネットは毎日が驚きの連続である。

もう一つ最近驚いているのが、ネット上に異常発生?しているブログのことである。
ほとんどが読むに耐えないものだが、なかには素晴らしいものがあることに気がついた。
膨大なブログのなかから、自分にとって値打ちのあるそれを見つけ出す方法も、ネット上に用意されていることがわかった。
これまた登録しておけば更新されるたびに知らせてくれる。
気になるニュース、ブログなどを巡回していると、たちまち朝の時間は過ぎてしまう、とても新聞を読む時間はなくなってしまう。

仕事柄、人、家畜の伝染病のニュースには神経を使っている、特に最近の麻疹(はしか)問題がそうだ。
伝染病に抵抗力をもたない人口密集地(都会)に突如ウィルスが飛び込むとどうなるか、麻疹の場合は一番元気のあるはずの大学生がやられている。
大都会は密飼鶏舎と同じようなものかも知れない、都市は衛生と病気予防(ワクチンなど)の方法などで人口の集積を可能としてきた、鶏の鶏舎だって同じである。
昨年から今年にかけて発生した鳥インフルエンザは、まったく経験のないウィルスに、抵抗力のない健康な鶏がさらされた恐ろしい例だが、麻疹の場合はちゃんとワクチンがあり対処の方法がある。

ネット上で主要新聞の麻疹について社説を読み比べてみると、いずれも麻疹ワクチン投与の必要性を説いている、約30年まえ麻疹ワクチンは義務化されていたが94年努力義務に変わっている、これには麻疹ワクチンの副作用問題を当時の主要マスコミが大きく取り上げ、叩いたので制度が変わったと記憶している。
同じマスコミがこんどはワクチン投与の必要性を説いている、片腹痛いとはこのことだ、ちかじか新聞をとるのを止めようと思う。

麻疹問題については、いろいろと見てまわったが、ピンときたのは
外岡立人さんの「麻疹直近情報」である。
http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/measles/index.html