山栗

今朝、久しぶりに櫛挽ヶ原を散歩した、気温も20度Cをきって涼しくとても気持ちがいい、10日ほど前まで日中の温度が40度を超えていたとはとても思えない。
今年熱中症で亡くなった人は私の住む埼玉県が一番多く、しかも65歳以上がほとんどであったという、私も充分その条件を満たしているので人事ではない。

散歩道ではいつの間にか山栗の実が大きくなり、早いのは熟れて地上に落ちていた、それをイガから取り出しポケットに入れ、歩きながら口で皮をむき渋皮を歯でそぎ取っていたら口の中はその渋味で一杯になった。
突如小学生のころの記憶がよみがえる、学校の行き帰り山道で食べたその味だった、山栗は小さめだが生で食べても甘みが強い、当時は子供たちにとっては大御馳走であり、その木がある場所を覚え熟れる時を待っていた。

話は飛ぶが、私が歩く時身につける老人用の携帯電話は文字が大きくて助かるが、迂闊なことに購入してしばらくしてからこれに万歩計の機能があるのに気がついた、その日に歩いた歩数を毎日自動的に記録してくれる、可笑しなものでそれを見ていると昨日と今日、先週と今週、歩いた歩数を比較し余分に歩いていると嬉しいものだ、という訳でこれを身につける前と後ではかなり歩く時間が増えた。
さらにしっかり歩いた場合とぶらぶら歩いた歩数まで区別してくれる、どう歩こうがこっちの勝手で余計なお世話だが記録に残るとなんだか気持ちが悪い。

涼しくなったので夏場控えていた散歩もだんだんと回数を増やしていこう。