歩く

昨日、埼玉ウォーキング協会主催の”わくわく“ウォーキング教室に入学した。
聞けば、これはだいたい月一回のペースで五回出席すれば卒業できるらしい。
集合場所は南浦和駅の近くにある北原公園で天気はよかったが寒い一日であった。
土曜日、朝早いというのに40-50名の物好きが集まっていた、どういう訳か歩き好きの人たちはその姿格好が似てくる。

近くの歩き仲間のFさんが昨年この教室を卒業し、ご丁寧にもまた今年入学した、面白いからお前も来いという、経費は五回分まとめて払うと二千円に負けてくれるらしい。
Fさんは何処へでも一人で出かけて行くベテランのウォーカーであるが、なぜこの教室を面白がるのだろう。

新年第一回目の例会であるらしく、協会長が話をされていたが耳が遠いので良く聞き取れず、ただ一つ覚えているのは「歩ける幸せ」を盛んに強調されていた、なんだか精神訓話めくがこの会長は長く東松山市の教育長を務め、その時日本一有名なウォーキング大会「東松山国際スリーデイマーチ」の実行委員長を務めた大物である。

「歩く」という単純な動作であるが、それぞれ長年の間に自己流が身についてしまい、短時間なら問題は起きないが、長時間歩くとなるとそれなりの基本をマスターする必要があるという。
小学生よろしくマメのできない靴の履き方から、歩く時の姿勢、足の蹴りだしの仕方など、なるほど目から鱗のことばかりであった。