きじ打ち

いろいろと楽しみ事があるが、このところもっぱら「歩き」に凝っている。
70歳を超えて「歩き」でもないがこれが楽しいのである。
今年になってから埼玉県ウォーキング協会の正式メンバーになり、いそいそとその例会に出かけ、また協会の主催でさいたま市で開催される「わくわくウォーキング教室」にも顔を出す。

近くに住む歩き仲間KさんFさんとは季節を問わず週一回、決まったように小山川を早朝2-3時間歩く、冗談を言い合いながら取り留めのないことを喋ってくる、この川は水もきれいで小魚や大型の鯉なども見られるし、野鳥も多い。
カワセミダイサギアオサギ、カモ、カワウ、、、などを見つけては子供のように騒いでいる、このお気に入りのコースは春になれば千本桜といわれるほど見事な桜の花が咲く。

先週、やじうま根性も手伝って「東京レインボーウォーク」に出かけた。
高速道路のレインボーブリッジを車止めにして約5000人の人たちが橋を歩いて往復した、小雨の中人々の流れに押され立ち止まることも出来ず歩いた。
たしかに橋の上からゆっくり見る新しい東京は見事である、ところが小雨で寒いのでトイレが気になった、たしかに大会プログラムの注意書きにはトイレが無いので注意するようにとあった。
注意しろと云ったってトイレを我慢することはつらい、そのうち景色を楽しむ余裕もなくなり、ようやくにしてゴールにたどり着いた。

小山川を歩きながらこの話をK,Fさんにしたら大笑いとなり、やはり「歩き」は小山川に限るとなった、ここなら人がほとんど通らないから、小さいほうは勿論のこと、必要なら「きじ打ち」だって安心して出来る。