子供のウンチ

子供のウンチ

今、末の娘がお産で入院しているのでカミさんがその子供を預かっている。
2歳になったばかりの男の子でどうやら少し喋るようになったが、まだオムツを着けている。カミさんがその子の食事の用意からオムツの取替えとてんてこ舞いしているが、何か嬉しそうにやっている、爺さんはまったく役に立たない。
朝、その子が食事をすませると決まったようにウンチをする、オムツの取替えを見ているとそのウンチが見える、それも大きく黄色で柔らかく見事なウンチだ。しばらくこのようなウンチを見てなかったことに気がつく。
それから気になってその子の日常食べているものを観察していると、なかなかユニークだ、なんでも毎日通っている保育園の指導であるそうな。
まず最初に温野菜を食べる、今の時期であれば茹でたブロッコリー、人参、キャベツ、その他なんでも、それもほとんど味付けしてない、一般的に言えば子供は野菜類を嫌がる、だがこれらを食べないとご飯が出ないから否応なしにこれを食べてしまう、その後で卵かけご飯、納豆、味噌汁、あるいはパンなどにありつける。これを逆の順序にしてしまうともう野菜は食べないそうだ、つまり味付けをした美味しいものは後にすることが肝心らしい。それも三度の食事ごとにそうしているようだ。子供の時から野菜を沢山食べる習慣をつけ、消化器官を十分発達させる狙いがあるらしい。
特に年をとってから先ほどの子供の見事なウンチのようなものをしたことがない、色も悪いし適度な柔らかさもない、まごまごしていると便秘する。健康に良いからといって野菜を特別多く食べている訳でもないし特別それが好きでもない、しかしあのウンチには魅力がある。子供時代の消化器に戻れるわけは無いが、しかし試してみる価値はありそうだ。
子供の食事を作る時に爺さんの分まで温野菜を作ってもらって一番先に食べている、ほんのわずかな塩味だが野菜そのものの味がしてなかなかいける、まだウンチ改善の兆しはないが通りだけは良くなった。