爺ちゃんの玩具 iPad

爺ちゃんの玩具 iPad

今年の夏は暑さにバテたが少々興奮気味に過ごした、8月末わざわざ池袋まで出向きiPadを手に入れたのである。いつも新しい電子機器に飛びつき失敗していたので今回はしばらく慎重に待つ、と自他共に宣言していたにもかかわらず。
新しい電子機器の流行り廃りは激しく、人気の移ろいは恐ろしいほどだ。人気のある商品ほどその対抗機種が開発され機能は強化され値段はさらに安くなってくる。私には待てば待つほど分らなくなる。
暑苦しい夜中ふと眼が覚めた、「これから運良く平均寿命まで生きられたとしてもあと5年かあ、、、」残された時間は長くない、暗い中で考えることはあまり生産的ではない.。iPadを手に入れるために理由にならぬ言い訳をつくり池袋に飛んで行ったわけだ。
iPadを操作するボタンは一つだけ、あとは画面にあるアイコンを指で触れて操作する、それに画面も大きく年寄りに優しい。操作法は皆さんには易しいそうだが私にはとんでもない、操作法のマニュアルはあるにはあるが無きに等しくあとは指で触れながら勝手に自分で覚えていきなさいといった感じ。
画面に指を触れるだけといっても、これが私には簡単に出来ない、指先が震えその距離感がわからない、的確にその場所に触れないで少しずれると別の入力になってしまう、がこれも一ヶ月ほどしたら慣れてきた。新しい操作法を発見するたびに快哉を叫ぶ、まるで子供の玩具である。