初日の出

2011年 初日の出

このところ毎年元旦には早朝一人で上野公園まで出かけ、恒例の「大江戸元旦初歩き」に参加していた。ところが今年はどう云うわけかこの企画が中止になった。
それではという訳で、今年は近くの鐘撞堂山で初日の出を迎えることにした、近くに住む孫どもとその親を含めて7名が参加した。
日の出時間が6時50分なので、それから逆算し5時45分に集合場所を出発、山のふもとの駐車場に6時に着いた、あたりはまだ暗いしとても寒い。懐中電灯をたよりに山道を登りはじめた。
中学1年生をかしらに保育園年長組まで4人の孫どもは、暗い山道が怖いらしく、いつものようにはしゃぐことなく黙ってついてきた。40分ほど登るとすこしあたりは明るくなり頂上に着いた、そこにはすでに先客が200人ほどいて、自分の場所をつくり日の出を待っていた。
地平線上に太陽が顔を出したと思ったらあっという間にあたりは明るくなった、その瞬間、万歳の声がいっせいに起こった。
おそらく太古の昔から、人間は日の出を見て何事かを感じとってきたのであろう。孫どもも神妙な顔をしていた。