第三の開国

第三の開国

昨日新しい菅内閣がスタートした、民主党は天下をとるまでは元気が良かったがいざ自分たちでやってみると、なかなか思うようにいかない。それはどの政党であっても同じことだ、それほど難しい局面に今日本は立たされている。
私は初めから終わりまで農業分野で仕事をさせてもらってきたが、畜産分野でも採卵養鶏の政治的パワーは小さい、つまり政治家に票およびお金を出す力がなかったのである、また政治家のほうもあまり頼りになる農業団体と思っていないので採卵養鶏のための農業予算は他に比べると少ない。
それに対して酪農また稲作、野菜、果樹などは農協を組織し政治的パワーは絶大であるので農業予算は潤沢であった。
しかしなにが幸いするか分からない、採卵養鶏部門は政府をあてに出来ないので自分の経営は自分で守るようになった。
今回、菅総理は日本の成長戦略として「第三の開国」といわれるTPP参加を打ち出した、国内で一番影響を受けるのは農業セクターであり、特に問題なのは畜産部門である。日本の農業団体はすかさずTPPは日本の農業を滅亡させると反対の声をあげている。
しかし私はTPP参加を前提に自分の農場の生き残り策を必死に考えている、必ず活路はある、第三の開国をしなければ日本の農業が無くなる前に日本が沈んでしまう。