後期高齢者になると身体にも色々なことが起きる、たとえば視力のこと。
新聞や本など読むにはもうとっくの昔から老眼鏡を使っているし、また車を運転するには別の遠視用が必要だ。
どこかに出かける時などこれらを忘れることが出来ない、にもかかわらづすぐ忘れる。
最近、二つあるとどちらか忘れるので一計を案じて、生まれてはじめて遠近両用眼鏡を購入した。値段はほぼ眼鏡二つ分とられたが、慣れるととても具合がいい。
というわけでいつもこれを使うようになった。
ところが先日この眼鏡が無くなった。
五日間ほど思い当たるところを探してみたが、無い。
たしか鐘撞堂山にもこの眼鏡を胸のポケットに入れて登った記憶もある、しゃがんでキノコの写真を撮った場所などをなんども探した、無い。
カミさんにも聞いてみる、前に手帳を無くして大騒ぎしたばかりだから相手にしてくれない。
もうあきらめかけた時、いつもの眼鏡置き場を他の用で見たら、在った!!
視力が落ちるだけでなく、外へ眼鏡を持って出たという思い込みだけでものが見えなくなるものらしい、お粗末。