番外 カンボジアの卵事情

番外 カンボジアの卵事情
先日、「ブータンの卵事情」を紹介したら、これを見た友人Hさんが次のよなコメントと写真を送ってくれた。Phnom Penhでの卵売り場の様子である。

彼いわく「シリーズの最後に掲載してあった卵事情に関連して、去年、カンボディアのプノンペンから私の友人が町の市場で“卵売り場”の写真を撮って送ってくれたのがありましたので、ご参考までに添付しておきます。
写真を比べてみましたが、ブータンの方が値段がたぶん高いために卵の扱いが丁寧なように思いました。他の東南アジアでも、大都会の近代的マーケットは別として、少し田舎に行けば卵の流通は未だどこも篭に積んだ同じような扱いだと思いますので、ブータンでは“破卵防止対策(?)”を充分にして貴重品扱いのように卵が流通しているのに驚いた次第です。添付した写真では、通常の生卵(主に赤玉)の他にも、殻を敢えてピンク色に着色した文字通りの“ピンク卵”(用途不明?)、アローカナのような地鶏の卵かと思われる青っぽい卵(?)が見られますが、特筆すべきは左側と中央の篭(別々に分けてある理由は不明?)に盛ってある薄汚れた卵で、これらは孵化後の無精卵や中止卵だそうです。1年中気温の高い国で、それらの卵が堂々と普通の卵と一緒に売られているのに驚かされますが、それらの卵の購買層がかなりあるのか、特殊な用途(フィリピンでは孵卵途中の“新鮮な受精卵”を祝いの時に食べることはある!)に使われるのか、いずれにしても、食文化の違いなのでしょう。」

友人は有難い。