たまご屋おやじの独り言 彼岸花

 たまご屋おやじの独り言 彼岸花

9/16いつもの仲間と小山川を歩く、今年はいつまでも暑さが続いている。
日陰のない河川敷はまだ真夏の暑さで、少しでも涼しい所を求めて川の土手の上を歩いた。ちょっとした高さの違いではあるがここには涼風が通り抜け、間違いなく秋の風である。
この前の大雨による増水もおさまり、川の水もすっかり透きとおって、その装いを新たにしたようにみえる。いつも見慣れている鯉たちもそのメンバーが変わったようだ、いつもの緋鯉の姿は見えず代わりに白いのが泳いでいた、黒い奴はメンバーが変わっても区別がつかない。
川の土手には今年初めての彼岸花がポツリと赤く咲いていた、世の人は気候の乱調を嘆くが、土の中にいた彼岸花の球根は正確に花の咲き時を覚えていた。
乱れているのはむしろ人間様のほうで、自然はびくりともしていない。
20110917
斎藤富士雄