たまご屋おやじの独り言 ポルトガル フランシスコ ザビエル

ポルトガルと日本との接触はご存知のごとく1543年種子島に漂着したポルトガル人に始まる、その時伝来した鉄砲が日本の歴史を大きく変えた。
その6年後フランシスコ ザビエルが鹿児島に到着、2年間日本に滞在してキリスト教カソリック)の種を蒔いた。
日本人は好奇心が強い、始めて手にとってみた鉄砲を、これは使えるとなるとたちまちのうちに国産化してしまった、すでにそれだけの技術もあったのであろう。織田信長による全国統一を早めたのもこの鉄砲によるとされている。
技術だけでなく精神面でも当時の日本人は南蛮文明の吸収に貪欲であった、キリスト教について云えば改宗した九州の大友、有馬、大村諸大名をはじめその信者は短期間の間に急増した。
ポルトガルが輝いていた時代、つまり海外にその領土を拡大し占領した国の富を自国に持ち帰り国は栄えた、その海外進出にあたってキリスト教の宣教と領土拡大はセットになっていたように思える。
ザビエルが日本に来た時代、もし日本に国力がなかったなら日本の一部はポルトガルの領土になり、現在のブラジルのようにポルトガル語を日本人が喋り、神道、仏教を追い出しキリスト教徒になっていたかも知れぬ。
旅はいろいろと妄想をかき立てる。