たまご屋おやじの独り言 「武蔵の古代史」

昨年の暮れ、82歳になるM先輩のところに挨拶に伺った。
そのときMさんは本を読んでいられたので、その題名を教えてもらったところ「武蔵の古代史」さきたま出版会とあった。
いくつになっても衰えぬMさんの好奇心にいつも驚いているが、その話を伺った。
Mさんの住む深谷市の地区は、古墳時代に当時先進技術をもった渡来系の人たちが多く移住してきた場所で、いまでも地名にその痕跡があるといわれる。「自分の住む土地の古墳時代を訪ねることは楽しい』といって笑われた。
そういえば私の住んでいる旧岡部町は、弥生時代から古墳時代、さらに古代にかけての遺跡が多いことで有名だ。
さっそくその本を取り寄せ読み始めた、面白い。
いままで気にとめもしなかった土地が、古墳時代重要な場所であったり、とにかく近所の土地の名前がぽんぽんと出てくる。
その本に出てくる場所を実際に訪ね歩いてみる。いまから1500年以上前の人たちも同じ風景を見ていたのかと思うと、ちょっと妙な気分になった。