たまご屋おやじの独り言 朝めし

 ここ10年ほど朝めしのパターンは変わらない。

野菜ジュース、飯、味噌汁、納豆、生卵、丸干しいわし、、、など純和食である。

食後に暖かい牛乳に粉茶を入れて飲む。

数年まえから、近くの里山を1時間ほどうろついてから朝めしにすることにしたが、それ以来三度のめしのなかで朝めしが一番美味い、同じものを食べているにもかかわらず。

突然ビールの話になるが、私は若いときから酒はいけるほうではない。なさけない話だが、乾杯のビールで赤くなる。

ところが、このビールがこんなに美味いものなのかと昨年初めて知った、80歳に近くもなって。

それも特別なビールでなく、自動販売機で手にいれた1缶350円なのだ。

四国のお遍路宿で夕めしまえに飲んだそれである、いまだかってそれ以上美味いビールに出会ったことがない。歩き疲れて腹ペコ、喉はからからのとき、風呂に入ってから一杯。

同じ食べ物、飲み物であれ、それをいただく側の身体の状態で、これほど美味くも不味くもなる。

いつも食べているものが、グルメに変身。
こんな有難いことはない。