たまご屋爺さんの独り言  散る桜


たまご屋爺さんの独り言  散る桜

  先日、老夫婦3組で花見をした。

東京日本橋の船着場から小舟で日本橋川を下り隅田川に出て、周辺の桜の名所を舟から眺める、立ち並ぶビルを背景に健気に花は咲いていた。

あいにくの小雨まじりの天気であったが、川面に散った花びらが浮かびとても風情があった。

誰言うこともなく、「あと何回この桜の花を見られるのだろう」と呟く、「散る桜  残る桜も 散る桜」と誰かが応える。