たまご屋爺さんの独り言 星野道夫さんのこと 20201112

たまご屋爺さんの独り言 星野道夫さんのこと 20201112

 

 今朝新聞を見ていたらふと星野道夫さんの記事に目がとまった。

実は今から4年ほど前、彼の没後20年特別展を東京銀座松屋に見に行ったことがある。

 

御存知かどうか、彼はカメラマンであり文筆家である。

アラスカの厳しい荒野を舞台にそこに生きる動物たちと自然を撮り続けた、ヘラジカの大群とその大移動、ザトウクジラのジャンプ、ホッキョクグマ、グリズリー、、、そして思索を重ね数多くの著作をものにした。

1996年彼が43歳の時ロシア・カムチャッカ半島で事故によって亡くなった。

 

今私の手元に彼の写真集「星野道夫の旅」と著書がある、どういう訳かムシャクシャした時などにこの写真集を見るとたちまちそれが収まる。

それどころか幸せな気分になるのは不思議だ。

 

彼はいつも生命の循環ということを考え続けた、彼の残した文章にヘラジカ(ムース)を彼自身食べる場面がある。「ムースの体は、ゆっくりと僕の中にしみこんでゆく。その時、僕はムースになる。そして、ムースは人になる」

 

私の好きな文章である。