たまご屋爺さんの独り言 鐘撞堂山の愉快な仲間たち (一)  20201206

 

 

たまご屋爺さんの独り言 鐘撞堂山の愉快な仲間たち (一)  20201206


私の家から車で15分の所に鐘撞堂山(標高330㎡)がある、私はこの山が好きで一人で春夏秋冬登り続けていた。


正月元旦にはここ10年、初日の出を頂上で子供孫たち10名前後と共に迎えることにしていた。

ところが今年(2020年)は私だけが九合目でバテて頂上での初日の出に間に合わなかった。

来年(2021)の元旦はどうなることやら、、、。

それはともかく、この山に登っているうちにいろいろ人と会い、愉快な仲間が出来た。


そのうちの一人が小林さんだ、彼は深谷市内で奥さんと全国銘酒店「よね源」を経営し、酒のエキスパートであり、勉強家であり、詩人でもあり、奥さんの合いの手で唄う秩父音頭は名人級だ。


彼の作った歌詞の一つを紹介しよう。


鐘撞堂山甚句  作 小林仲治


東にさえぎる ものはなく

遠く筑波や スカイツリー

太平洋まで 望む程

関東平野を 一望し

春はツツジや 山桜

スミレ カタクリ 咲き競い


五月の空に 鯉のぼり

泳ぐふもとの 山里で

朝日に耀く 新緑の

薫や藤や 桐の花

緑陰渡る 涼風や


季節は移り 空高く

いづれ劣らぬ 錦秋の

衣をまとうか 鐘撞堂山

善男善女 サクサクと

落ち葉踏みしめ 山頂を

目指して今日も 登り行く


開けて新年 元旦は

初日迎える 大勢の

老若男女 それぞれに

今年一年 安泰で

過ごせますよう 手を合わす


アードスコイ ドスコイ!


彼は手書きで扇子にこの甚句を書いてくれた。