たまご屋おやじの独り言 蚊に喰われる子

末娘の子供たちが通う保育園の話。
ベテランの保育園の先生にはその子供たちの行動、状態をみれば家庭での食生活の有様が手にとるようにわかるという。
この保育園は子供たちの食生活については特にやかましい、この期間なにをどのように食べたかがその子の生涯に大きな影響があると考えているようだ。
たとえば子供たちの欲しがる甘いジュース類、菓子などは極力与えない。味付けは薄味とし、料理を食べる順序も厳しい。
爺さん婆さんと生活を共にしている場合は、つい孫どもに甘くなり子供たちの好きなものを与えがちになる。だがそれは黙っていてもすぐばれる、とくにこの季節はそうだ。
この保育園のすぐ裏は里山でやぶ蚊が多い、開放されている園舎にはブンブン入ってくる。不思議なことに家でこっそり甘いものを沢山食べた子だけをやぶ蚊はねらって血を吸うのだそうだ、それも顔手足がデコボコになるほど。
嘘のような話だが、やがて保育園のほうからその父母爺婆に指導がくる。