たまご屋おやじの独り言 孫の運動会

 朝はやくから爺婆はそわそわしている、今日は孫の運動会だ。
孫どもの通う「ふきのとう保育園」の運動会は普通のそれとちょっと変わっていて、とてもユニークなのである。
7人いる孫のうち4人はすでにこの保育園を卒園したが、あとの3人がまだここに残っているので、付き合いは長い。
保育園の運動場は平地が狭い、そのかわり裏に里山をかかえ、それがかなり急な斜面で運動場に続いている。この斜面は野芝でおおわれ運動場の一部になっている。
運動会はその会場全体を使っておこなわれ、一歳児から来年卒園する年長組、そしてその親たちまで、全員参加でおこなわれる。
私は中座したので全部を見ることが出来なかったが、婆の報告によれば、来年卒園する孫娘が一人づつやる障害レースで、その障害をどうしても越えられず、全員の見守るなか泣き出してしまったそうだ、だがあきらめず最後に乗り越えたときに皆から大きな拍手をもらったとのこと。
この話を聞いたとき、爺は思わずホロリとしてしまった。
この運動会が終わると秋はいちだんと深まる。



運動会が始まった

一歳児もいるぞ

よく登るものだ

親たちも真剣

ヒル歩き

親子一体となって