たまご屋おやじの独り言 テレビを見せない児

 末娘には男の子が二人いて、いずれも保育園に通っている。
そこで娘は興味ふかい話を聞いてきた。
この保育園では、家で園児たちにテレビを見せないように指導している。特に食事中は注意するようにきつく云われている。
保育園の保育士さんには、家で自由にテレビを見ている園児とそうでない児は、絵本を読んで聞かせればすぐ判るという。すぐ飽きてしまう児と、最後まで食い入るように聞いている児にはっきり分かれるのだという、もちろん後者はテレビを見せない児たちである。
つい先日、保育園で口笛奏者で同時に操り人形使いである柴田晶子さんが実演してくれた、彼女はとても驚いたらしい。演奏のはじめから終わりまで集中している児たちが多いのだという、彼女は数多くの保育園で演奏しているから、まんざらお世辞だけではないらしい。
この話を娘が私たちにしたのは、どうも孫たちと食事のときは爺婆の楽しみにしているテレビを消してねというサインのようだ。