たまご屋おやじの独り言 スマホとお遍路

 今年の春、徳島県高知県を二回にわけて四国お遍路に出かけた。最初の徳島県は調子が良く、ほとんど歩いて廻ることできたが、高知県では調子に乗りすぎ足を痛めて歩けなくなり、ほとんど電車バスタクシーの世話になった。
今になって気づくのであるが、どこまでも続く長い坂道は、苦しくなり途中で休まざるをえないが、長い降り道は息が楽なため足の負担を考えず歩き続けてしまう。そして翌朝激痛に襲われ、歩けなくなっている自分を発見する。
お遍路中はTV、新聞、インターネットなどすべての文明の利器を断ち、頭を空っぽにして唯ひたすらに歩く、などと格好の良いことを云っていたが、意気地の無いことに、もう宗旨替えだ。
歩く計画を変更して、電車かバスに乗り換えようにも時間が判らない、ようやく駅にたどり着いても1−2時間待ちは当たり前なのだ、腹が減ったのでコンビニでオムスビをと思ってもそんなものは辺りに有りはしない。
持参した緊急連絡用の旧式携帯電話が役に立つ、その晩泊まる宿を確保する、遍路宿は空いてるかぎり当日の朝でも予約できるのは有り難い。
この秋、愛媛県のお遍路を予定している、初めてのスマホ持参のお遍路となるが、いまだにその操作法に手こずっている。