たまご屋おやじの独り言 贅沢な時間

 早朝、近くの鐘撞堂山に登りはじめてから3年が過ぎた。

いまではそれが癖になって、登れない日はなんとなく気分が悪い。

一年を通じてこの山はどの季節でも面白みがあるが、本格的な冬にはいる前のこの時期も特別な風情がある。

いつも朝6時まえに登り始めるが、この時期あたりはまだ暗い、天気が悪ければヘッドランプが必要だ。

今朝のように月が出ていれば、降り積もった落ち葉が月光に照らされ、あたりは別世界となる。その落ち葉を踏みしめ、青い月光の中を歩くのは何ともいえない。

頂上につく頃、日の出を迎える。あたりの風景は劇的に変わる、なんど見ても見飽きない。
私にとって贅沢な時間だ。