たまご屋爺さんの独り言 「サピエンス全史」

たまご屋爺さんの独り言 「サピエンス全史」

 面白い本にめぐり会えた。
この本は昨年の暮れに亡くなった古い友人Mの最後のメールにあった本の名前である。
「おまえも読めよ」とあったので気になっていた 。

元旦も過ぎてMの供養を兼ねてぼつぼつと読み始めた。
著者は1976年生まれ、イスラエル人の歴史学者、オックスフォード大で博士号取得、現在はヘブライ大学の教授をしている。
当初これは固苦しい専門書と思い途中で投げ出す覚悟をしていたが、これが歴史に明るくない私にもわかりやすいし、とにかく中身が凄い。

まだ全体の四分の一ほどしか読んでいないが、例えばBC1766年のハンムラビ法典は人類最古の文字で当時楔形文字で書かれたものが、この本ではちゃんと日本語になって読めるし、同じページにAC1766年のアメリカ独立宣言との意味の比較などが書かれている。
その間実に3500年以上、縦横無尽なのだ、これからが楽しみである。

最近特に耳が遠くなり、他人との会話が億劫になった。
TVは遠くに離れるとほとんど音声は聞こえないが、もともとTVはニュースを見るのが主であったがますます遠ざかる。
いきおい本を読む時間が増える、いまのところ視力は老眼の度を強くして持ちこたえているのだが、、、。